「SaaSを使った方が早いのか、自社で作った方が良いのか」は、業務システム導入を検討する企業から最も多く受ける質問です。結論から言えば、どちらが正解という話ではなく、自社の業務の標準化度合いと変化のスピードによって判断すべきです。
1. SaaSが向いているケース
業務フローが業界の標準に近く、無理にカスタマイズしなくても回るならSaaSが圧倒的に有利です。初期コストが低く、保守・アップデートもベンダー任せにできます。
ただし、月額料金はユーザー数や機能追加で予想以上に膨らみがちなので、3年間の総額で他社見積もりと比較することをおすすめします。
2. 自社開発が向いているケース
業務に独自のルールが多い、複数のSaaSの隙間を埋めたい、競合との差別化要素になる業務システムを持ちたい場合は自社開発の方が後々の総コストが低くなることが多いです。
特に「現場にしか分からない例外処理」が多い業務 (製造現場・物流現場・医療現場など) はSaaSでは対応しきれず、結局Excel運用に戻ってしまうケースを多く見ます。
3. ハイブリッドという選択
実は最も現実的なのが、コアの業務だけ自社開発し、会計・人事・チャットなど標準化された業務はSaaSを使う「ハイブリッド型」です。API連携で両者をつなげることで、低コストと差別化を両立できます。
判断に迷ったら
弊社では、お客様の業務を実際にヒアリングした上で「ここはSaaSで十分」「ここは自社開発した方が良い」と中立的にお伝えするようにしています。営業前提ではない相談も歓迎しています。